阪神タイガース

阪神は逆転優勝できるか?2022年後半のタイガースを展望する(不安要素編)

【この記事はこんな人にオススメ】

  • 2022年の阪神タイガース逆転優勝を期待している
  • 2022年後半戦で活躍しそうな阪神タイガースの選手を知りたい
  • 2022年後半戦の阪神タイガースの心配事を教えてほしい

こんにちは、けいとさゆりの関西お出かけ情報局(@kei_sayuri_blog)です!

2022年後半戦、奇跡の逆転優勝に期待がかかる阪神タイガース。しかし、ヤクルトとのゲーム差は決して小さい数字ではなく、決して楽観視して良い状況にはありません。

本日は、そんな2022年後半戦の阪神タイガースについて、展望してみようと思います。

序盤に大失速も、交流戦以降は怒濤の快進撃!

2022年の阪神タイガース

昨年、2021年は序盤に好調を維持したものの、後半に失速し、リーグ優勝を逃してしまいました。

とはいえ、戦力は十分で、2022年は捲土重来を期すものと期待されていたのですが…開幕投手が予定されていたエース青柳が新型コロナ感染でまさかの戦線離脱。代わって開幕投手を務めた藤浪が7回3失点と試合を作る中、打線も序盤で8点を奪い、勝利を確信させたのもつかの間、その後のリリーフ陣が炎上。最終的には7点差をひっくり返されるまさかの逆転負けで、2022年のペナントレースが幕を開けました

ここでケチがついた阪神は、開幕から9連敗を喫し、勝率が1割を下回って「年間10勝ペース」などと揶揄されるようになってしまったのですが、その中でも投手陣は奮闘し、負け試合ながらもなかなか相手に得点を許さない、守りの野球を確立していきます。

そうした中、転機となったのが交流戦。阪神は交流戦を12勝6敗と大きく勝ち越すことに成功します。その原動力となったのが、30試合連続安打の近本と、1試合3本塁打など調子を取り戻した大山のバッティング。

加えて、開幕こそ出遅れたものの後に復帰して絶対的エースとして君臨する青柳、そして若き左腕・伊藤将などの先発陣引き続き堅調。

これらにより、「守りの野球」に、勝ち切れるだけの得点力が付加されるに至ったのです。

交流戦後も好調は続き、7月24日には勝率5割に復帰。さらには首位ヤクルトとのゲーム差を何とか1ケタまで縮めて2位につけ、さらに首位ヤクルトがここに来て失速。

こうした状況の中、「ひょっとして、阪神の逆転優勝、あるんとちゃうん?」という空気が、少しずつ阪神ファンの中で醸成されてきたのでありました。

一方で、いくつかの不安要素も

このように、2022年の阪神タイガースは、一時の絶望的な状況が嘘のような強さを取り戻してきたのですが、一方で今のチーム状況が万全かというとそうでもなく、後半戦に向けて、いくつかの不安要素を感じさせるのも事実です。

あまり考えたくないのですが、良くない情報を冷静に見つめることも大切なこと。少しだけ、今の阪神の不安要素を見てみましょう。

エース青柳が絶好調ではなさそう

前半戦には圧倒的なピッチングで、阪神の「守りの野球」の象徴とも言えたエース・青柳晃洋。

アンダー気味のサイドスローから繰り出される140キロ台後半の速球と、手元で落ちるシンカー。そして今年は、これらの球がことごとく低めに集められる制球力を手にし、防御率1点台という、とてつもない成績を残しています。

一方で、交流戦以降、相手バッターに粘られるようになって球数が増加し、おおむね6回程度で途中降板してしまうシーンが目立つようになりました。

そうした中にあっても失点は少なく、試合を作っているあたり、さすがエースだなと思わされる一方で、絶対的エースとして、もう少し長いイニングを投げている姿を見たいと思う阪神ファンの方も多いのではないでしょうか。

中継ぎ・抑えに疲れが…

最近の阪神は、先述の青柳も含め、先発をおおむね6回程度で降板させ、以降を中継ぎ・抑え投手が1人1イニングずつ投げてゲームを締める、という展開が目立ちます。

そんな中継ぎ・抑え投手は、おおむえ加治屋、岩貞、浜地、湯浅、アルカンタラ、岩崎といった面々です。

彼らは、前半戦から阪神の「守りの野球」を確実なものにする、鉄壁のピッチングを披露してくれていたのですが、一方で先発投手の早期降板から登板過多となってしまい、中盤戦から疲労で調子を崩したりするような選手も目立つようになりました。

とりわけ、9回を担う岩崎は、もともとがどちらかというと球のキレを武器に「打たせてとる」タイプのピッチャーですが、登板過多で疲労が目立つようになると、このキレが失われ、最終回に連打を浴びて同点・逆転されてしまうというシーンがしばしば見られました。

新型コロナで突如不在になる選手たち

そして、2022年の夏も、猛威を振るっている新型コロナウイルス感染症。いわゆる「第7波」の影響は、プロ野球選手たちにも等しく襲いかかっています。

阪神タイガースの主な選手で言うと…

高寺:7月23日

山本:7月27日

渡邉:8月3日

大山:8月5日

北条:8月5日

石井:8月7日

ウィルカーソン:8月9日

中野:8月9日

近本:8月11日

…と、これだけの選手が新型コロナ陽性と診断されて、7〜10日間の戦線離脱を余儀なくされてしまいます。

特に攻撃面で課題を抱える阪神タイガースにとって、出塁率が高く足でかき回せる中野、一発のある大山、さらには安定感のあるバッティングでチームに貢献するの不在は致命的に痛いところ。

もちろん、新型コロナで主戦を奪われるリスクは、他球団も同様で、特にヤクルトについてはこれがきっかけで失速したところも多分にあるのですが、負け試合を見る度に「あの選手が新型コロナじゃなかったらな…」という思いが、やはりどうしても頭をよぎってしまいます。

【まとめ】後半戦に向けて浮かび上がる不安要素…どう克服するか

このように、2022年の阪神タイガースは、序盤こそなかなか勝ちきれずに歯がゆい思いをしましたが、一方でそんな中でも光っていた投手力のおかげでチームは大崩れせず、交流戦以降の打線復活とともに、一気にチームの調子を上げてきました

一時は2位にまで浮上し、大逆転優勝の目も見えてきた一方で、ここに来て主力選手の疲れ、さらには新型コロナによる戦線離脱で、一気に状況が苦しくなってきています。

とはいえ、不安要素ばかりではなく、こうした中にあっても希望を見出すことが出来るのが、今年の阪神タイガース。

次回の記事では、不安要素の中に見える希望の光について、お話ししようと思います。

さゆり
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