【この記事はこんな人にオススメ】
- 最近、ホテルのデイユースプランが減ったと感じる
- 旅行支援事業がホテルのデイユースに与えた影響を知りたい
- なぜホテルのデイユースプランが少なくなったのか教えてほしい
こんにちは、けいとさゆりの関西お出かけ情報局(@kei_sayuri_blog)です!
当サイトでは、大阪のホテルでオススメのデイユースプランについて、ご紹介をさせていただいています。
ところが、最近、このデイユースの予約が難しくなっているという声をよく聞きます。
いったい、何が起こっているのでしょうか…。
何かと便利なホテルのデイユース
ホテルのデイユースプラン。
一般的に、ホテルといえば宿泊のために利用する施設ですが、夜を明かすことなく、日帰りでこのホテルの客室を利用するのが、デイユースと呼ばれるプランです。
コロナ禍においてリモートワークが普及する中、自宅では落ち着いて仕事ができない人のための執務スペースとして使われるほか、日帰り観光のちょっとした休憩、またカップルでの利用など、さまざまな用途で、ホテルのデイユースが活用されています。
ホテルのデイユース、明らかに予約プランが減っている?
ところが、そんなホテルのデイユースですが、2022年秋にかけて、明らかに予約プランの数が減っています。
たとえば、大阪・梅田の1週間後のデイユースについて、楽天トラベルで検索すると、少し前までは40プラン程度は探すことができていたのですが、最近は10プラン程度しか出てこなくなっています。
具体的なホテルを見ていくと、たとえばヨドバシ梅田・リンクス上層部にあるホテルレスパイア大阪はデイユースプランの提供を取りやめているなど、明らかに各ホテルの戦略が変わっている印象を受けます。
ホテルのデイユースプランが減っている理由
では、なぜホテルのデイユースプランが減っているのでしょうか。考えられる理由は、いくつかあります。
コロナ禍が明け、デイユースのニーズが減っている
まず1つ、このホテルのデイユースは、もともとがテレワークや行動規制の中での居場所の確保といった、「コロナ禍特有の新たなニーズ」に対応できるプランとして、注目されていたところがありました。
コロナ禍で出勤抑制に伴うテレワークのニーズが高まる中、集中したテレワーク環境を求める人にマッチしたホテルのデイユース。
緊急事態宣言などで飲食店の閉店時間が早まる中、時間を気にせずゆっくりと食事とお酒を楽しむ場所として注目されたホテルのデイユース。
こういったニーズは、コロナ禍が明け、社会経済のありようが正常化する中で、少しずつ減少していったものと考えられます。
旅行支援事業で観光需要が喚起されている
加えて、新型コロナの第7波が明けたころから、国において「旅行支援」の取組がスタートしました。
これは、端的に言うと、コロナ禍で大きなダメージを受けた旅行業界・観光業界への支援策として、ワクチン3回接種など一定の条件を満たした場合において、旅行代金が40%割引(ただし上限額あり)となるもの。
この旅行支援によって、これまで抑制基調にあった宿泊需要が一気に拡大に転じました。
これに伴い、ホテル経営サイドとしては、デイユースよりも客単価の高くなる宿泊の方に力を入れた方が有効と判断し、多くのホテルがデイユースから宿泊の方に大きく舵をきったものと考えられます。
旅行支援事業の終了後はデイユースプランも復活する?
このような理由で、大阪・梅田をはじめとする多くのエリアにおいて、デイユースプランが著しく減少してきています。
ホテル業界の活性化という点においては非常に望ましい傾向ではあるのですが、デイユース愛好家にとってはなかなか厳しく、切実な状況だと言えるでしょう。
では、この傾向はいつまで続くのでしょうか。
これは当サイトにおける一つの仮説に過ぎませんが、現在の宿泊需要の大幅な増加は、国の旅行支援事業が強く喚起しているものと考えられます。
この旅行支援事業については、都道府県によって異なりますが、おおむね2022年12月下旬までとされていますので、これまでの間はホテルのデイユースプランはかなり少なくされてしまうと思われます。
一方で、この旅行支援が終了すると、宿泊需要は元に戻る…何なら、一時的に増幅された反動で通常よりも小さくなると見込まれます。
従って、来年、2023年上半期は、新たな旅行支援事業などが実施されない限りは、少しずつデイユースプランも復活してくるのでは…と予想しています。
【まとめ】旅行需要の復活で一時的に?縮小したデイユース
今回見たように、2022年11月時点において、ホテルのデイユースプランについては、一時的にその規模が縮小してしまっています。
その背景には、コロナ禍が明けつつあることに伴う生活様式の正常化、そして旅行支援事業による宿泊需要の復活があるのでは…と想定されているところです。
コロナ禍が明け、社会が日常を取り戻すことは、もちろん大変喜ばしいことなのですが、その中で生まれた見出された新たなスタイルのサービスが縮小することに、一抹のさみしさを覚えるのも、また事実。
とはいえ、旅行需要は年から年中フルパワーというわけではありませんので、旅行需要が小さくなったそのタイミングで再びデイユースプランが脚光を浴びる局面は、間違いなく出てきます。
今は宿泊中心で注目を浴びているホテル業界ですが、引き続き、デイユースプランにも、ッ注目していきたいと思います!