いまだ解決が見込めない北朝鮮の拉致事件ですが、その被害者の中でもまだ帰還できていない横田めぐみさん。帰還を待望していた父の横田滋さんは2020年6月に亡くなってしまいました。なぜ帰還できないのかなど謎が多い拉致事件ですが、今回はその被害者である横田めぐみさんについて、横田めぐみ 娘の現在や家族について解説していきます。
横田めぐみさんはいつ拉致され何があった?
横田めぐみさんはいつどこで拉致されたのか、そして、横田めぐみ 娘も含め現在どうしているのでしょうか。
横田めぐみさん拉致事件
1977年11月15日、当時中学1年生(13歳)の横田めぐみさんは当時通っていた新潟市立寄居中学校の部活動を終えた帰宅中に拉致されます。その日警察へ捜索願が出され大規模な捜査となりますが行方不明のままみつかりません。その後、1997年1月に失踪事件を調べていた国会議員秘書により北朝鮮へ拉致されていることが発覚し、マスコミが大きく報道していきます。しかし、北朝鮮はこのことを否定し、長期にわたって問題解決できないままとなっています。
横田めぐみさんと娘の現在
横田めぐみさんには、死亡説・生存説とありはっきりしたことはいまだ分かっていません。2004年に北朝鮮より遺骨の提出がありましたが、DNA鑑定では本人のものかどうか不明とされています。また、横田めぐみ 娘はキム・ウンギュンさんといい、娘(横田めぐみさんの孫)のチオニちゃんがいます。横田めぐみ 娘家族は北朝鮮で暮らしているようです。2014年には横田めぐみさんの母早紀江さんとは、モンゴルにて面会していますが、横田めぐみさんとは会えていません。
横田めぐみさんの帰還を待つ家族
横田めぐみさんの家族は希望をもって帰還を待っています。そんな戦い続ける横田めぐみさん家族の家族構成をみていきます。
横田めぐみさんの家族構成
横田めぐみさんには、父の滋さん、母の早紀江さん、弟の哲也さんと拓也さんがおり5人の家族構成です。2020年には滋さんがめぐみさんに再会することなく亡くなってしまいました。また、早紀江さんは2024年には88歳となり取材に対して「なぜ救出できないのかわからない」と苦しい心境を語っています。そして、横田哲也さんと横田拓也 職業は拉致被害者の家族会の事務局長を務め、解決へ向けて日々活動しています。
横田めぐみさん家族の活動
横田めぐみさん家族は拉致被害者の親世代が存命のうちの帰還へ向けて積極的に活動しています。家族会代表の横田拓也さんは「2002年以降誰一人取り戻すことができていない。残された時間がない状況」とコメントしており、早急な解決を求めています。また、2023年には4年ぶりにアメリカへ訪問し、アメリカ政府高官らと面会、問題解決へ向けて協力を要請しています。その後、日本政府へも日朝首脳会談の早期開催を求めています。
まとめ
今回は、北朝鮮の拉致事件その被害者横田めぐみさんや家族について、横田めぐみ 娘の現在について解説しました。横田めぐみ 娘には子供もいますが、横田めぐみさん本人については不明のままです。その解決へ向けて弟の横田拓也 職業は、家族会の代表を務めアメリカへ訪問するなどの活動に日々尽力しています。この問題は国と国の話になり、あまり身近に感じないかも知れませんが、私たちが関心を持つことで少しでも解決への力になれるよう見守っていきましょう。