高野山で行ってはいけない場所は?奥の院が怖い?七不思議を徹底まとめ

和歌山県にある高野山は、弘法大師空海によって開かれた真言密教の聖地で、世界遺産にも登録されている名所がおおくあります。そのため、国内外から多くの観光客が訪れる観光スポットとしても知られていますが、行ってはいけない場所があるというのは本当なのでしょうか。
そこで今回は、高野山で行ってはいけない場所や奥の院が怖いのか、七不思議について調査します。
目次
高野山で行ってはいけない場所は?
高野山は和歌山県の標高約1,000m級の山々に囲まれた山上盆地にあり、夏は涼しくて過ごしやすいことから避暑地として知られており、豊富な緑に囲まれています。さらに、冬の時期には大量に雪が降るので、辺り一面が白銀の世界に包まれ、神秘的な景色を楽しむことが可能です。
そして、高野山には壇上伽藍や金剛峯寺、奥の院といった歴史・宗教文化を感じられる場所があり、宿坊体験を行うことができます。
このように、高野山は魅力のある観光スポットとしても知られていますが、行ってはいけない場所とはどこなのでしょうか。
立ち入りが禁止されている場所
高野山で行ってはいけない場所としては、立ち入り禁止となっている場所です。立ち入り禁止の場所は言わずもがなで、関係者以外の人が入ることが禁止されており、高野山以外にもそういったエリアがあるところはあるので、ルールに従って参拝などをするようにしましょう。
また、高野山では撮影が禁止されている場所などもあり、周囲の人に迷惑をかけることもあるので、不安な人は確認してから行うと良いかもしれません。
ルートなどに気を付ける
高野山は標高約1,000mという立地にあることから、車で行く場合にはやや厳しいルートを走行をする必要があります。また、奥の院などがある場所まではかなり距離があるので、徒歩で向かっていかなければなりません。
そして、その道中は基本的には整備されているので問題ありませんが、興味本位で正規のルートから外れてしまうと怪我をしてしまうこともあるので、そういった点に注意しましょう。
行ってはいけないという場所はない
高野山には様々な噂や七不思議があることから怖いというイメージが付いています。しかし、だからといって高野山で行ってはいけないないとされる場所は、立ち入り禁止となっているエリア以外はありません。
ただ、高野山は冬の時期はかなり寒いですし、雪によって転倒してしまうこともあるので、そういった注意喚起から行ってはいけない場所があると考えられているのではないでしょうか。
なので、高野山に行くときは防寒対策をしっかりと行い、時間にゆとりをもっていくと良いかもしれないですね。
高野山の奥の院が怖い?
高野山の名所の1つである奥の院ですが、SNSなどでは怖いという噂が出ているようです。聖地や神々が宿るとされる場所にはそういった噂が出ることが多いですが、なぜ高野山の奥の院は怖いと言われているのでしょうか。
それでは、高野山の奥の院は怖いのか、その理由などについて探っていきましょう。
約20万基の墓石
高野山の奥の院の参道には、約20万基の墓石があり、日本一怖い墓地とも呼ばれているそうです。ただ、高野山の奥の院にある墓石は、戦国武将や大名家の供養塔などとして奉られているもので、歴史が積み重なってきた特別なものと考えられています。
しかし、日本では墓石がズラッと並んでいるのは中々見ない光景ですし、参道自体が薄暗いので怖いと感じてしまう人がいるのではないでしょうか。
また、高野山全体に言えることですが、静寂に包まれていて厳かな雰囲気があることも影響しているのかもしれないですね。
心霊写真がよくあるから?
高野山の奥の院が怖いとされるのは、心霊写真がよくあるからだとされているようです。高野山の奥の院で記念写真を撮影した際に、写真に光の玉のようなものが写ることが多く、そのことが心霊現象とされています。
ただ、写真に写る光の玉はオーブと呼ばれているようで、レンズ近くにあるほこりや水滴がフラッシュの光に反射して写りこんでしまうそうです。
日常にはない現象が起こってしまうため、心霊現象と騒がれ、高野山の奥の院は怖いと思われているのではないでしょうか。
高野山の七不思議とは?
高野山の奥の院が怖いとされているのには、七不思議があることが影響していると思われます。七不思議はいわゆる怪談話でもあるので、そういったことが苦手という人が怖いと感じてしまうのかもしれないですね。
では、高野山の七不思議とはどういったものがあるのでしょうか。
姿見の井戸
高野山の七不思議の1つ目は、姿見の井戸です。姿見の井戸は、中の橋の地蔵堂のすぐ隣にある小さな井戸を指しており、その中にある水を飲んだ人が病気が治ったという逸話もあります。
そのため、姿見の井戸は薬井とも呼ばれていますが、井戸を覗き込んだ時に自分の姿が写らないと、3年以内に亡くなってしまうと言い伝えられているそうです。
汗かき地蔵
汗かき地蔵は中の橋手前にある地蔵堂に祀られているお地蔵様です。本来、無機物であるお地蔵さまは汗をかきませんが、表面に露がついているのでかいているように見えるとされています。
汗かき地蔵は人々の代わりに罪を受けていて、それによって汗をかいているのではないかと言い伝えられてるようです。
覚鑁坂
覚鑁坂は中の橋から御廟橋方面に行くときにある43段の石段坂です。この坂の途中で転んでしまった人は、3年以内に寿命が尽きてしまうと言い伝えられています。
覚鑁坂が43段なのは、42(死に)を超えるという意味が込められているそうです。
禅尼上智碑
禅尼上智碑は覚鑁坂にある高さが90㎝ほどある供養塔です。そして、禅尼上智碑のくぼみ部分に耳をあてると、地獄の釜の音か極楽の声が聞こえると言われています。
どちらの音だったからといって何かあるというわけではないですが、どっちが聞こえてくるか気になってしまいますよね。
数取地蔵
数取地蔵は一の橋から中の橋に向かう道の途中に祀られているお地蔵様です。数取地蔵は、参道を通った参拝者の数を数えていて、それを閻魔大王様に伝えていると言われています。そして、それによって犯した罪が軽くなり、来世に幸福をもたらしてくれるそうです。
弥勒石
弥勒医師は御廟橋を渡ってすぐ左にあるお堂に安置されているそうです。御廟橋より向こう側のエリアは撮影などが禁止されている神聖な場所となっています。
弥勒石を持ち上げたときに、善人は軽く感じ、悪人は重く感じられると言い伝えられているそうです。
玉川の魚
玉川は御廟橋の下を流れている川のことを指しており、そこに住んでいる魚の背には伝説で焼かれた串跡が黒い斑点として今でも残っていると言われています。
はるか昔に、玉川の魚を焼いて食べようとした男性から弘法大師が買い取り、川に戻すと生き返ったという伝説があるそうです。
まとめ
今回は高野山で行ってはいけない場所や奥の院が怖いのか、七不思議について調査しました。
高野山は非常に神聖な場所と言われており、呼ばれていない人は体調を崩してしまったり、車が故障したりして行けないとも噂されています。また、少し怖さのある場所でもありますが、神秘的な雰囲気やパワーをもらえる場所でもあるので、気になる人は訪れてみましょう。









