近畿地方、東海地方に位置する都道府県である三重県。近畿地方に入るのかどうかあやふやな県として話題に上ることもよくありますが、実は三重県は方言がかわいい県でもあるんです。三重県の方言といわれてもパッと思いつかないという人も多いかもしれませんね。
今回は三重県の方言の意味や使い方、三重県出身の芸能人について紹介します。
目次
三重県の方言の特徴は?
三重県の方言の特徴として挙げられるのは、語尾を「なぁ」と柔らかくするということですね。例えば、「あのね」は「あんなぁ」、「わたしね」は「わたしなぁ」といった感じになるのですね。少し距離感を近く感じるような口調で、可愛いと思いませんか?
三重県の方言の特徴として、他には、何かを断定するような時には「~やん」「~さ」と言います。また、否定するときにも「~やん」と言うのですね。こういったあたりは、関西弁と似たものを感じる人も多いでしょう。三重県も近畿の県、関西弁とは共通する部分もあるのですね。
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三重県の代表的な方言
ここからは三重県の代表的な方言を紹介します。初見では全く意味を想像できないようなものもあるかもしれません。
あばばい
「あばばい」は「まぶしい」を意味する方言です。「日差しがあばばい」といった感じで使う言葉です。「まぶしい」と「あばばい」、遠いので知らずに聞くと意味を察するのは難しいかもしれません。「まぶしい」の中でも特に太陽の光に対して使うことが多いようですね。
いこら
「いこら」は「行こう」の意味、「一緒に買い物いこら」といった感じで使うようですね。これは元の意味とも似た響きですし、通じやすいでしょうか。少しだけ違うという所に可愛さを感じる人も多いでしょう。「いこらいこら」と繰り返して使うこともあるようで、無邪気さを感じさせてこれもまた可愛いですね。また、「いこに」も「行こう」になります。
おくれ・おくんなさい
一言に三重県の方言といっても、地方によって細かい違いはあるようで、「これ、おくれ」は紀伊の方言で「これください」、「これ、おくんなさい」は志摩の方言で「これください」という意味になるようです。京都弁の「おくれやす」と似たものを感じますね。
おっとーしゃー
「おっとーしゃー」は「あれまあ」といった感じの、感嘆を表す方言です。「おっとーしゃー、朝日があばばいなぁ」で「あれまあ、朝日が眩しいわ」という具合になるわけですね。
かんぴんたん
「かんぴんたん」は「干からびた」といった意味の方言です。「おっとーしゃー、お餅がかんぴんたんなっとるねぇ」で「あれまあ、お餅が干からびてるね」という具合になるわけですね。かんぴんたん、なんだか響きが可愛い言葉です。
つんどる
「つんどる」は「混んでいる」といった意味の方言です。「電車がつんどる」で「電車が混んでいる」といった感じです。「積み重ねる」ことを意味する「積む」や、「望みが潰える」「打開策が無くなる」といった意味の「詰む」もあるので、「つんどる」で「混んでる」になるのはややこしいかもしれませんね。
うってだーこ
「うってだーこ」は伊賀の方言、「売ってください」という意味になります。「これうってだーこ」は「これを売ってください」とねだっているのですね。甘えている感じがして可愛い方言です。
ちなみに「たべてだーこ」だと「食べてください」になります。「だーこ」が、何かしてほしいとねだる意味を持つのですね。
三重でしか買えないお土産は?
続いて、三重県でしか買えないお土産について紹介します。三重県のお土産の大定番といえば、やはり「赤福餅」。滑らかで上品な甘さのこしあんがお餅の上に乗った贅沢な味わいの一品、消費期限が製造日から2日ほどと短いのも特徴で、伊勢の名物となっているのですね。
三重県御浜町の完熟みかんを用いた「御浜みかんジュース」もオススメの三重県のお土産です。地元の加工施設「オレンジプラザ」で搾汁、無加糖かつ無香料で仕上げており、みかん本来の甘みと香りを楽しめるみかんジュースになっていますよ。
三重県出身の芸能人は?
ここからは三重県出身の芸能人を紹介します。
平井堅
最初に紹介するのはシンガーソングライターの平井堅さんです。「瞳をとじて」「POP STAR」などの楽曲で知られています。
生まれこそ大阪府の平井堅さんですが、2歳の頃から三重県名張市で生活しており、高校まで三重県の学校に通っていました。2021年の「三重県オールサミット」では公認サポーターに就任、地元三重への思いは強い方なのですね。
西野カナ
続いて紹介するのはシンガーソングライターの西野カナさんです。「トリセツ」「Darling」などの楽曲で知られています。2000年代から2010年代にかけては、若い女性達にとってのカリスマ的存在でしたよね。
西野カナさんは三重県松阪市出身、高校は三重高等学校を卒業されています。2016年には「みえの国観光大使」に任命されましたよ。
磯野貴理子
続いて紹介するのは磯野貴理子さんです。アイドルグループ「チャイルズ」で活躍し、その後はバラエティタレントとして長年にわたり活動、「IQサプリ」や「伊東家の食卓」などに出演し、役者としても三作の朝ドラに出演するなど活躍しましたよ。
三重県度会郡に生まれた磯野貴理子さんは、地元の高校に通い、「みえの国観光大使」にも任命されました。就職も地元の相互銀行でしたが、東京の日本橋支店配属になったことから上京したのですね。
チャンカワイ
最後に紹介するのはお笑い芸人のチャンカワイさんです。ワタナベエンターテインメントに所属し、お笑いコンビ「Wエンジン」として爆笑レッドカーペットなどの番組で活躍、近年は一人での番組出演が目立ち、主に「世界の果てまでイッテQ!」のロケで活躍しています。
チャンカワイさんは奈良県出身ですが、10歳の時に三重県名張市に引っ越し、高校も三重県立名張西高等学校を卒業されています。みえの国観光大使、三重県名張市観光大使を務めるなど、三重への愛は強いですよ。
最後に
今回は三重県の方言の意味や使い方、三重県のお土産、三重出身の芸能人について紹介しました。「みえの国観光大使」は三重県出身の様々な芸能人の方が務められているのですね。県と出身芸能人の繋がりが深いというのは、三重県で生活している人たちにとっても嬉しいことではないでしょうか。今後は、三重の方言をバリバリ使うような芸能人の方も出てきてほしいですね。










